紀陽銀行の住宅ローンを徹底分析(金利・手数料・審査など)
カテゴリー:地方銀行
最終更新日:2019年12月3日

紀陽銀行は、和歌山県和歌山市に本店を置く地方銀行です。このページでは、紀陽銀行の住宅ローン金利・手数料・審査などについて、くわしくご紹介します。
住宅ローン金利
紀陽銀行のおもな住宅ローン金利は以下のとおりです。固定金利は3・5・10・35年の中から選ぶことができます。
変動金利 | 固定金利 | ||
---|---|---|---|
5年 | 10年 | 35年 | |
0.445% | 0.670% | 0.720% | 1.100% |
※紀陽銀行が提供する住宅ローンのプランの中から、もっとも良い条件の金利を掲載しています。最新の金利と詳細は、紀陽銀行の公式サイトでご確認ください。
なお、上の表で紹介している金利で住宅ローンを組むには、紀陽銀行が指定するいくつかの条件を満たさなければなりません。まずは条件が満たせるか確認しましょう(金利引き下げの詳細はこちら)。
また、最終的な金利は、年収や自己資金の割合、銀行との取引状況などで判断されて決まるので、さらに金利が下がる可能性もあります(参考→住宅ローンの「仮審査」と「本審査」の違いとは?)。気になる人は、店舗で直接確認してみてください。
今月のおすすめ住宅ローン
(2019年12月現在)
じぶん銀行の住宅ローン
- 変動金利:0.457%
、10年固定金利:0.570%
、20年固定金利:0.901%
変動金利・固定金利ともに低金利で、保障が手厚い住宅ローン。最短10日で契約まで完了するという、審査の早さも特徴的です。
くわしくはこちら : じぶん銀行の住宅ローン金利・手数料・特徴を徹底分析!
手数料
住宅ローン関連のおもな手数料は以下のとおりです。一部繰上返済は、インターネットバンキングを利用すれば無料です。
融資事務手数料 | 55,000円 |
---|---|
保証料 | 204,040円(借入額1,000万円、借入期間35年、一括払いの場合) ※審査結果や支払い方法によって変動します(詳細はこちら)。 |
繰上返済手数料 | 一部繰上返済:0~33,000円 全額繰上返済:11,000~33,000円 ※借入条件や返済方法によって変動します(詳細はこちら)。 |
固定金利特約手数料 | 0~1,0800円 ※支払い方法によって変動します(詳細はこちら)。 |
※紀陽銀行が提供する住宅ローン「スペシャルマイチョイス」の情報を掲載しています。最新の情報やその他プランの詳細は、紀陽銀行の公式サイトでご確認ください。
審査基準
紀陽銀行のおもな審査基準(申込み基準)は以下のとおりです。雇用形態に決まりがないので、条件を満たせば契約社員、派遣社員、自営業の人でも申込むことができます。また、紀陽銀行の住宅ローンは利用できる地域に制限があります。申込む前に確認しておきましょう。
借入期間 | 35年以内 |
---|---|
借入金額 | 1億円以内 |
返済口座 | 紀陽銀行の口座のみ |
年齢 | 20歳以上55歳未満で、81歳の誕生日までに完済できること |
年収 | 前年度年収300万円以上 |
雇用形態 | 特に決まりなし |
勤続年数 | 3年以上 |
健康状態 | 紀陽銀行が指定する団体信用生命保険に加入できること(保険料は紀陽銀行が負担) |
国籍 | 日本国籍、または永住権があること |
使いみち | 新築住宅、中古住宅、新築マンション、中古マンションの購入、住宅建築のための土地購入、リフォーム、借り換え |
対応地域 | 一部地域(紀陽銀行各支店の営業エリア) |
その他 | 購入する物件に、阪和信用保証株式会社が第一順位の抵当権を設定すること |
※紀陽銀行が提供する住宅ローン「スペシャルマイチョイス」の情報を掲載しています。最新の情報やその他プランの詳細は、紀陽銀行の公式サイトでご確認ください。
審査期間
必要書類の準備や記入、手続きの時間などもふくめると、申込みから契約までは約1ヶ月ほど時間がかかるでしょう。余裕を持って申込みを進めるようにしてください。
事前審査の申込み
↓ (審査期間:1~2日)
事前審査の結果通知
↓
正式審査の申込み
↓ (審査期間:10~14日)
正式審査の結果通知
↓
契約の手続き
↓
融資実行
※紀陽銀行の公式サイトに掲載してある情報と、当サイト管理人が電話調査した内容を掲載しています。
紀陽銀行で住宅ローンの申込み、契約をするには、必ず店舗へ来店しなければなりません。店舗の営業時間は、基本的に平日9:00~15:00までですが、休日営業している店舗もあります。平日は仕事で忙しいという人は、そちらを利用しましょう(店舗の一覧はこちら)。
団体信用生命保険・特約
紀陽銀行では、通常の団信と2種類の特約が用意されています(紀陽銀行が提供する団信の詳細はこちら)。必要なコストは以下のとおりです。
通常の団信 | 無料(金利上乗せなし) |
---|---|
3大疾病保障特約付 団体信用生命保険 |
金利年0.2%上乗せ |
ライフサポート 団体信用生命保険 |
金利年0.25%上乗せ |
通常の団信に上乗せで特約をつけると、借入条件によっては数十~数百万円のコストがかかります。特約をつける場合は、保障内容と保険料を確認し、本当に必要なのかよく考えたうえで判断するようにしてください(参考→団体信用生命保険(団信)とは?)。
サポート体制
紀陽銀行は、住宅ローンの相談ができる「紀陽住宅ローンセンター」があります。紀陽住宅ローンセンターでは、住宅ローンにくわしい専門スタッフに無料で相談をすることができます。営業時間は店舗によりことなるので、事前にご確認ください。
また、予約をしておけば待ち時間なく相談することができるので、来店予約をしておくと安心です(紀陽住宅ローンセンタの一覧はこちら)。
その他特徴
その他の特徴として紹介したいのが、ATM利用手数料が無料になるサービスです。上の画像のとおり、紀陽銀行の住宅ローン利用者は、ローソン・イーネット・セブン銀行・ゆうちょ銀行でのATM利用手数料が一部無料になります。
ただし、紀陽銀行のキャッシュカードによる「預け入れ」と「引き出し」が対象となります。また、引き出しの場合は、時間外手数料が必要な場合があるのでご注意ください。
まとめ
- 金利は、変動金利と固定3・5・10・35年の中から選ぶことができる
- インターネットバンキングを利用すれば、一部繰上返済手数料が無料
- 条件を満たせば契約社員、派遣社員でも申込みができる
- 申込みから借入までは1ヶ月ほどかかる
- 通常の団信と2種類の特約がある
- 住宅ローンの相談ができる「紀陽住宅ローンセンター」がある
- ATM利用手数料が一部無料になるサービスを利用できる
金利は全体的に低いですが、その中でも長期固定金利は特に低く設定されています。20~35年の返済期間を予定しているなら、紀陽銀行の住宅ローン(長期固定金利)はかなりおすすめです。ただ、ネット銀行や大手都市銀行が提供する住宅ローンの中にも、紀陽銀行に負けないお得なプランがあります。他の金融機関の住宅ローンとも比較して、総合的に判断してください。
☆他の金融機関も含めて借入を検討しましょう!