奨学金があっても住宅ローンは組めますか?

カテゴリー:お悩み相談室

最終更新日:2019年9月24日

このページでは、奨学金があっても住宅ローンが組めるか知りたい方からの相談について、ファイナンシャルプランナーの岩本先生(プロフィールはこちら)にお答えいただきます。

相談内容

奨学金の返済が残っています。奨学金があっても住宅ローンを組むことはできますか?

奨学金があっても住宅ローンを組むことはできます

奨学金があっても住宅ローンを組むことはできます。ただし、奨学金がない場合と比較すると条件が不利になります。銀行は住宅ローンを貸すときに、「ちゃんと住宅ローンを返していけるか?」を見るのですが、その判断基準の一つとして、「返済負担率」というものがあります(参考→住宅ローンの返済負担率とは?)。

返済負担率とは、「年収に占める一年間の返済額合計の割合」のことで、おおむねこの割合を35%までに設定している銀行が多いです。例えば、年収500万円の方の返済負担率は以下のとおり。

500万円(年収)×35%(返済負担率)=175万円

つまり、年収500万円の方なら、1年間に175万円までの返済であれば、住宅ローンを貸しても問題ないだろうという判断をされます。

この175万円の年間返済額で借入できる金額を限度に、銀行は住宅ローンの借入可能額を計算しています。もちろん、この計算のみで借入可能額が決定する訳ではありませんのでご注意ください。

奨学金が残っていると、満足のいく額を借りられない可能性があります

問題はここからなのですが、この年収500万円の方に奨学金の返済が残っていた場合、この返済負担率から算出した175万円から、奨学金の年間返済額を差し引かなければなりません

例えば、奨学金の返済額が月15,000円だったとします。ということは、年間返済額は18万円(15,000円×12ヶ月)です。この18万円を175万円から差し引くと、

175万円-18万円(奨学金の年間返済額)=157万円(年間返済額の限度額)

となります。よって、157万円が年間返済額の限度額とされます。

このように奨学金が残っていても住宅ローンを組むことはできますが、満足のいく額を借りられない可能性があるので注意が必要です。また、課題となるのは奨学金がいくら残っているか?ではなく、年間の奨学金返済額がいくらか?がポイントになります

 このお悩みの回答者

岩本貴久
岩本 貴久
一般社団法人日本住宅FP協会 相談役
おうちの買い方相談室名古屋店 代表
FPバンク株式会社 取締役
有限会社東海FPセンター 取締役

お客様が満足のいく家を購入し、思い描く理想の生活を実現すること。それが私の成し遂げたいミッション(使命)です。

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