団体信用生命保険(団信)とは?

カテゴリー:団体信用生命保険

最終更新日:2016年9月29日

団体信用生命保険とは、住宅ローンの返済中に、死んでしまったり、重い障害を抱えてしまった場合に備えて加入する保険のことです。加入していれば、万が一の事態になった時に、保険会社が住宅ローンの残高を、全額金融機関に支払ってくれます。長い名称なので、通称「団信」と言われています。

団体信用生命保険の種類と保険料は?

団体信用生命保険の種類と、保険料について、代表的なものを、下の表にまとめましたのでご覧ください。

保険名 特徴 保険料
団体信用生命保険 団体信用生命保険で保障している死亡や、高度障害状態になると、住宅ローン残高が支払われます。 銀行が費用を
負担するので無料
(フラット35の場合は、任意加入)
3大疾病保障特約付
団体信用生命保険
団体信用生命保険で保障している死亡や、高度障害状態に加えて、がん・急性心筋梗塞・脳卒中の3大疾病で、働けない状態になった場合に、住宅ローン残高が支払われます。 借入金利に
0.2~0.3%上乗せ
(金融機関により異なります)
8疾病保障特約付
団体信用生命保険
団体信用生命保険で保障している死亡や、高度障害状態に加えて、がん・急性心筋梗塞・脳卒中の3大疾病+5つの重度慢性疾患(糖尿病・高血圧・肝硬変・慢性腎不全・慢性膵炎)で、働けない状態になった場合に、住宅ローン残高が支払われます。

※保険金が支払われる条件は、金融機関により異なります。上記はあくまで一例ですのでご注意ください。

通常の団体信用生命保険に加えて、「3大疾病保障特約付」、「8疾病保障特約付」などの、保障の手厚い保険もあります。通常の団体信用生命保険は、銀行が費用を負担するので、無料となっていますが、フラット35を利用する場合は、団信は任意加入となっており、加入する場合は別途保険料が必要になりますので、覚えておいてください(フラット35専用の団信については、「機構団体信用生命保険(機構団信)とは?」をご覧ください)。

3大疾病保障、8疾病保障などの、特約をつける場合、借りれ金利に0.2%~0.3%上乗せするという金融機関が多くなっていますので、利用の際は注意が必要です。「0.3%上乗せくらいなら、大した金額じゃないでしょ?」と安易に考えてはいけません。以下の表を見ていただくとわかると思いますが、以下の条件で借り入れをした場合、0.3%金利が違うだけで、返済総額が約200万円も違ってくるんです。

通常の団体信用生命保険 3大疾病保障特約付
団体信用生命保険
30年固定金利 1.5%(上乗せなし) 1.8%(0.3%上乗せ
借入額 3,000万円 3,000万円
借入期間 30年 30年
返済総額 約3,700万円 約3,900万円
差額 約200万円

3大疾病保障特約付、8疾病保障特約付などの団体信用生命保険をお考えの場合は、自分にとって、家族にとって、本当に必要なのかよく考えたうえで、加入するようにしてください。また、金融機関によって保険金が支払われる条件が違いますので、加入する際には支払いの条件をきちんと確認しておくことも大切です。

☆団信に加入していれば、万が一の場合でも住宅ローンの返済は安心です!

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