住宅ローンのガン特約(団信)は必要?

カテゴリー:団体信用生命保険

最終更新日:2020年8月4日

ガン特約に加入していれば、万が一、ガンと診断された場合(もしくは所定の条件を満たした場合)に、残りの住宅ローン返済が免除されます。 ただし、その分費用もかかるので、ガン特約をつけるべきか、つけないべきか迷っている人も多いと思います。

このページでは、ガン特約の費用や注意点、加入の判断になる情報を紹介します。ガン特約を検討中の人は参考にしてください。

ガン特約(団信)は必要なのか?

これは私個人の意見ですが、ガン特約は加入を検討したほうがいいと考えています。 その理由ですが、今は低金利の状態が続いることに合わせて、ガン特約の費用も安いからです。例えば、以下のイオン銀行のように、ガン特約は金利年0.1~0.2%の上乗せでつけられる金融機関がほとんどです。

金融機関名 名称 費用 詳細
イオン銀行 ガン保障特約 借入金利に
0.1%上乗せ
詳しく

ちなみに、金利年0.1%の上乗せでどの程度返済額が変わるかというと、 以下の条件では約60万円になります。この数字を借入期間30年で割ると、1日あたり約54円の負担でガン特約に加入することができます。

<借入金利に0.1%上乗せした場合の一例>
特約なし 特約あり
金利 1.5% 1.6% (0.1%上乗せ
借入額 3,000万円 3,000万円
借入期間 30年 30年
返済総額 約3,860万円 約3,920万円
差額 約60万円

この程度の費用で、ガンになった際に住宅ローン返済が免除されるなら、検討の価値があるのではないでしょうか?

免除の条件をしっかり確認しましょう

費用と合わせて確認しておきたいのが、住宅ローンの返済が免除になる条件です。

ガンと診断された時点で住宅ローンの返済が免除」になるという場合もあれば、「ガンと診断されてから就業不能状態(働けない状態)が1年(12ヶ月)を超えて継続した場合のみ、住宅ローンの返済が免除」になるという条件つきの場合もあります。

どちらがいいかといえば、ガンと診断された時点で住宅ローンの返済が免除になるほうがいいに決まっています。 検討中の特約がどのような保障内容なのか、費用も含めてしっかり確認しておきましょう。理解していない状況で絶対契約しないでくださいね。

ガンになる確率

最後に、加入の判断材料として、ガンになる確率を紹介します。以下のデータは、「国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター」が提供する「がん登録・統計」したものです。

例えば、上の表で赤字になっている「2%」という数字は、40歳の男性が60歳までの20年間で、ガンにより死亡する確率です。この2%という数字を高いと見るか低いと見るかは人それぞれですが、多くの人が住宅ローンの返済中であろう40~60歳のあいだに、ガンにより死亡する可能性は確かにあります。

また、ガンになって働けない状態になってしまうと、収入が無い状態で住宅ローンの返済や治療にかかる費用、生活費を負担していかなければなりません。 ガンになってしまった場合に住宅ローンの返済を気にしないでいいことや、保険料が高くないことをふまえると、ガン特約は加入する価値があると思います。

もちろん、これは私個人の意見ですので、ご自身のお考えやご家族の状況に合わせて、最終的な判断をするようにしてください。

☆安い費用で万が一を保障してくれるガン特約はおすすめです!

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