保証料なしの住宅ローンの理由

カテゴリー:保証料

最終更新日:2016年12月21日

一部の金融機関では、住宅ローンを組む際の保証料をなし(0円)にしている場合がありますが、それはなぜなのでしょうか?その理由と注意点をご紹介します。

なぜ保証料が必要ないのか

結論からお伝えすると、保証料がない分、「審査が厳しく、融資事務手数料が高いから」です。こちらの「住宅ローンの保証料とは?」でご紹介しましたが、保証会社と提携している金融機関であれば、万が一契約者が住宅ローンの返済ができなくなった場合、保証会社が住宅ローンの残高を代わりに支払ってくれますが、保証会社と提携していない(保証料が無料)金融機関は、貸したお金を回収できなくなる可能性があります。そのため、年収や担保評価などの審査基準が厳しくなっており、審査も自分達でおこなう必要があるため、融資事務手数料が高くなっているというわけです。

例えば、保証料ありの「三菱東京UFJ銀行」と、保証料なしの「ソニー銀行」で、年収の審査基準を比較すると、その差は2倍もあります。

<年収の審査基準を比較>
銀行名 前年度年収
三菱東京UFJ銀行 200万円以上必要
ソニー銀行 400万円以上必要

あなたが、何千万円のお金を誰かに貸そうと思った時、保証人のいない人に貸すでしょうか。もし貸すとしても、厳しい条件で貸すのが当たり前だと思います。

総返済額を比較しました

ページの冒頭でもご紹介しましたが、保証料なしの分、事務手数料が高くなっていることが多いので、「この住宅ローンは、保証料がないからお得だ!」と、単純に判断するのではなく、総返済額で比較してみることが大切です。試しに保証料ありの「三菱東京UFJ銀行」と、保証料なしの「住信SBIネット銀行」で、総返済額を比較してみました。金利では住信SBIネット銀行のほうが低いですが、どのような結果になるのでしょうか。

<三菱東京UFJ銀行と住信SBIネット銀行の比較>
三菱東京UFJ銀行 住信SBIネット銀行
借入金額 1,000万円 1,000万円
10年固定金利 0.500% 0.470%
借入期間 10年 10年
毎月の返済額 85,451 85,323円
事務手数料 32,400円 216,000円
保証料 85,440 0円
抵当権設定登録免許税 40,000円 40,000円
司法書士手数料 100,000円 100,000円
印紙税 10,000 10,000
総返済額 約1,052万円 約10,60万円

※各金融機関に掲載されている情報を元に、当サイト管理人の基準で計算しています。必ずこのとおりに借りられるわけではありませんので、返済額はあくまでも参考程度にお考えください(金利は2016年8月02日現在の情報です)。

結果はわずかの差でしたが、三菱東京UFJ銀行が、総返済額で約8万円お得という結果でした。このように、金融機関によっては、保証料ありの住宅ローンのほうが安くなる場合もあるので、しっかりシミュレーションをするようにしましょう。また、保証料には、一括で支払った場合のみ返金されるというしくみもありますので、こちらも考慮して選ぶようにしてください(参考→住宅ローン保証料返金のしくみ)。

総合的に判断することが大切です

繰り返しになりますが、住宅ローンを選ぶ際は「保証料がないからお得!」という、安易な理由で選ばずに、複数の金融機関でシミュレーションをしたうえで、サービス内容なども含めて総合的に判断することが大切になります。覚えておいてくださいね。

☆「保証料なし」でも、必ずお得になるわけではありません!

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