地震保険の保険金支払い例をご紹介します

カテゴリー:地震保険

最終更新日:2016年8月26日

このページでは、地震により、地震保険の保険金支払い対象となる損害を受けてしまった場合、実際にどの程度保険金が支払われるのか、具体例をご紹介したいと思います。地震保険のしくみや、補償内容、保険金額など、地震保険に関する基礎を理解していない場合は、「地震保険とは?」をご覧ください。

保険金支払い条件の復習

具体例の紹介に入る前に、支払い条件を簡単に復習しておきましょう。地震保険で保険金の支払い対象となる条件は、地震・噴火またはこれらによる津波などが原因で発生する、火災・損壊・流失などにより発生した、居住用の建物、家財に生じた損害を対象として支払われます。建物、家財の状態により支払われる保険金は、以下の表のとおりです。

<建物・家財>
全損 契約金額の100% (時価が限度)
半損 契約金額の50% (時価の50%が限度)
一部損壊 契約金額の5% (時価の5%が限度)

時価とは、地震により建物が損壊した時、同じ建物を新たに建築、購入するのに必要な金額から、これまで使用してきて劣化した分を引いた金額のことを指します。

復習できたところで、具体例を見ていきましょう。

保険金支払い例をご紹介

<契約内容>
火災保険の保険金 地震保険の保険金
建物2,000万円 家財1,000万円 建物1,000万円 家財500万円

※地震保険に加入するには、火災保険への加入が必要です。また、地震保険の保険金は、火災保険の保険金の30%~50%の範囲内で決めることができます。上の表では、上限の50%を契約内容にしています。

例えば、上記契約内容で、「建物が全損」、「家財が半損」した場合、どの程度保険金が支払われるのでしょうか?建物は全損なので、「契約金額の100%」が保険金の支払い対象になります。その為、最大で、1,000万円×100%=1,000万円が支払われます。家財は半損なので、「契約金額の50%」が保険金の支払い対象となり、最大で、500万円×50%=250万円が支払われます。

地震保険の保険金支払い例

地震保険に加入すべきか?

地震保険は、地震による「損壊」、「津波」、「噴火」による損害を補償の対象としています。そのため、「今後大規模な地震の発生する可能性が高い地域」、「津波の被害を受けるおそれのある沿岸部」、「火山が噴火する可能性の高い地域」に住んでいる場合は、地震保険の加入を真剣に考えるべきだと思います。

また、「地震保険とは?」のページでご紹介しましたが、地震保険は、必ず火災保険とセットで入る必要があり、その保険金額は、火災保険の30%~50%で、建物は5,000万円、家財は1,000万円までが補償の上限となっています。地震保険は、建物を建てなおすための保険というよりは、どちらかと言えば「被災した場合の当面の生活費や、建物を建てなおす費用の補助金」という位置づけになりますので、その2点を考慮したうえで、地震保険の加入を検討してみてください。

単独で加入することができる地震補償保険をごぞんじですか?

地震保険は、火災保険とセットでしか入ることができませんが、単独で加入することができる地震補償保険Resta(リスタ)」、という保険があるのをごぞんじでしょうか。こちらも地震保険と同じく、地震・噴火を原因とした以下のような被害を受けた場合を、補償の対象範囲としている保険です。

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出典:「地震補償保険Resta(リスタ)」公式サイト

保険金は契約内容によって、50万円~最大900万円が支払われます。

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出典:「地震補償保険Resta(リスタ)」公式サイト

先ほどご紹介したとおり、地震保険の保険金額は火災保険の最大50%までしか支払われません。「地震保険の保険金のみでは不安」という人や、火災保険には入ってないけど、「地震に対する保険をかけたい」、という人にとっておすすめの保険となっています。興味のある人は、地震補償保険Resta(リスタ)の公式サイトで詳細をご確認ください。

☆地震保険のしくみを理解したうえで、加入を検討してください!

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