住宅ローンの返済負担率とは?

カテゴリー:住宅ローン

最終更新日:2017年8月29日

返済負担率とは、“年収に対する年間返済額の割合”のことです。ほぼすべての金融機関が審査の項目に採用しており、返済負担率を35%に設定しています(年収によって変わる場合もあります)。

つまり、年間の住宅ローン返済額が、年収の35%以内におさまっているかどうかが大切です。これを超えると、「住宅ローンを返済することが難しい」と金融機関が判断して、希望額が借りられなくなる可能性が高くなります。このページでは、住宅ローンの返済負担率についてわかりやすくご紹介します。住宅ローンを組むうえで重要な返済負担率を、しっかり理解しておきましょう。

返済負担率の計算方法

住宅ローンの返済負担率は、「年間返済額÷年収×100」で計算することができます。例えば、年収500万円の人が以下の条件で住宅ローンの借入を検討しているとします。この場合、返済負担率を35%以内におさめることができるでしょうか?

借入希望額 3,500万円
金利 1.5%
返済期間 35年
(元利均等返済、ボーナス返済なし)
毎月返済額 約11万円
年間返済額 約128万円
総返済額 約4,500万円

<返済負担率>

約128万円(年間返済額)÷500万円(年収)×100=25.6%

※計算結果はあくまで概算ですので、参考程度にお考えください。

今回の条件では、返済負担率は25.6%だったので、基準内におさめることができました。このような計算式で返済負担率を計算することができます。

審査金利にご注意ください!

審査金利
出典:住宅金融支援機構(民間住宅ローンの貸出動向調査結果)より転載

上の画像の赤枠内にあるとおり、一部の金融機関では、「審査金利」という独自の金利で審査をおこなうことがあります。審査金利は金融機関によってことなりますが、おおむね3~4%ぐらいで設定されることが多いです。

なぜ、実際に融資するより高い金利に設定されているのかというと、「金利が上がってもしっかり返済できるのか」を確かめるためです。ある程度高い金利で審査をおこない、「この人なら貸しても大丈夫だな」と判断した段階で住宅ローンの融資を決めるというわけです。では、審査金利を4%にして、先ほどと同じ条件で再計算すると、返済負担率はどうなるでしょうか?

借入希望額 3,500万円
金利 4.0%
返済期間 35年
(元利均等返済、ボーナス返済なし)
毎月返済額 約15万円
年間返済額 約190万円
総返済額 約6,500万円

<返済負担率>

約190万円(年間返済額)÷500万円(年収)×100=38%

※計算結果はあくまで概算ですので、参考程度にお考えください。

今回の条件では、返済負担率は38%となり、基準をオーバーしてしまいました。審査の際に使われる金利は公開されていないため、事前に把握することができません。そのため、3~4%の審査金利で計算されることも考えて、ある程度余裕を持った借入額や返済期間、毎月の返済額を考えることが大切になります。

住宅ローン以外の負債も含まれます

「返済負担率は35%以内におさまっていたのに、審査にとおらなかった!」というケースもたくさんあります。その原因として考えられるのが、住宅ローン以外の負債です。

返済負担率は、“年収に対する年間返済額の割合”とお伝えしましたが、住宅ローン以外の返済がある場合は、それも合わせなければなりません。例えば、マイカーローンで年間50万円を返済中だと、その50万円と住宅ローンの年間返済額を合わせて、35%以内にしなければならないのです。

住宅ローン以外の負債も合わせて 返済負担率を35%以内に!

そのため、住宅ローン以外の負債が多く残っている場合、借入条件はかなりきびしくなります。これを解決するには、マイカーローンをすべて返済するなどして、返済負担率をおさえるしかありません。現在住宅ローン以外の負債があるという人は、手元の資金で解決できるのかどうか、しっかりと現実を見極めましょう。

また、こちら「住宅ローンの「仮審査」と「本審査」の違いとは?」でご紹介していますが、返済負担率はあくまで複数ある審査項目の1つです。返済負担率の基準をクリアしたからといって、住宅ローンが組めるわけではありませんので注意するようにしてください。

☆金融機関がさだめる基準をクリアし、
家計に無理のない返済負担率におさまるようにしましょう!

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