セカンドハウスローンとは?
カテゴリー:住宅ローン
最終更新日:2020年7月1日

セカンドハウスローンとは、2軒目の住宅購入に利用できるローンのことです。おもに、別荘や別宅を購入するために利用することができます。このページでは、「セカンドハウスローンのメリット・デメリット」や「利用する際の金利・手数料」などを、わかりやすくご紹介します。
セカンドハウスローンのメリット・デメリット
セカンドハウスローンは、「少ない初期投資で2軒目の住宅をすぐ購入できる」のが大きなメリットですが、お伝えしたいデメリットも2つあります。
まず1つめのデメリットは、通常の住宅ローンにくらべて金利が高いことです。セカンドハウスローンの金利は金融機関によってことなりますが、以下のとおりだいたい2~3%程度となっており、通常の住宅ローンの2~3倍以上の金利です(参考→住宅ローンの金利・手数料比較)。
金融機関名 | 変動金利 | 保証料 | 融資事務 手数料 |
---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 3.275% | 4,580円~ | 33,000円 |
みずほ銀行 | 2.475% | 4,580円~ | 33,000円 |
関西みらい銀行 | 2.675% | 9,160円~ | 55,000円 |
※各金融機関のウェブサイトに掲載されている情報と、当サイト管理人が電話調査した内容を掲載しています。金利は審査結果により変動するので、表示の金利より低く借りられる場合もあります。また、金利は毎月見直されます(変動します)のでご注意ください。
2つめのデメリットは、住宅ローン減税(控除)が適用されないことです。以下のとおり、住宅ローン減税は、「自ら居住すること」が利用条件の1つです。そのため、別荘や別宅などのセカンドハウスは対象外となります。
住宅ローン減税を受けられるのは「居住の用に供した場合」とされています。また、住宅の引渡し又は工事の完了から6ヶ月以内に、減税を受けようとする者が自ら居住する必要があり、居住の実態は住民票により確認することとなります。このため、別荘などのセカンドハウスや賃貸用の住宅は対象となりません。
セカンドハウスの購入にローンを利用するなら、フラット35がおすすめです
先程ご説明したように、セカンドハウスローンは通常の住宅ローンにくらべて金利が高く、利用すると高額な返済になってしまうので、個人的にはおすすめできません。そこで代わりにご紹介したいのが、フラット35です(参考→フラット35とは?)。住宅購入に利用できるローンとしては一般的なフラット35ですが、実はセカンドハウスローンとしても利用することができます。
もちろん、ただ利用できるというだけでなく、低金利なのがおすすめできるポイントです。以下のとおり、セカンドハウスローンより大幅に低い金利で借りることができます。
返済期間 | 固定金利 |
---|---|
15~20年 | 1.230% |
21~35年 | 1.300% |
※フラット35の最低金利を掲載しています。また、金利は毎月見直されます(変動します)のでご注意ください。
以下の表は、みずほ銀行のセカンドハウスローンとフラット35の返済額を比較したものですが、2020年7月現在では、フラット35を利用したほうが約266万円もお得になります!
みずほ銀行 みずほセカンドハウスローン |
フラット35 | |
---|---|---|
借入期間 | 20年 | 20年 |
借入額 | 2,000万円 | 2,000万円 |
金利 | 2.475% | 1.300% |
返済額 | 約2,538万円 | 約2,272万円 |
※結果はあくまで参考目安であり、実際の融資条件、総返済額等をお約束するものではありません。
フラット35を取り扱っているおすすめの金融機関
当サイトのおすすめは、手厚いサポートとお得なサービスが特徴のARUHI(住宅ローン専門の金融機関)か、低金利かつ手数料が安い住信SBIネット銀行です。まずは公式サイトで詳細を確認のうえ、返済額をシミュレーションしてみてください。
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フラット35を利用すれば、セカンドハウスローンを利用するより数十~数百万円以上返済額をおさえることができます。条件に当てはまる物件を購入する場合は利用しないと損なので、フラット35の利用も視野に入れてローンを選びましょう。
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